ヘンプストールの誕生物語

お客様の声からのご要望

LOHARTH生成り色ストール女性

なぜ、菊屋がヘンプのストールを手掛けたか?

第一の理由はお客様の声でした。

鎮静・防虫効果がある天然素材ヘンプ(おお麻)が織り込まれた蚊帳や寝具をご利用のお客さまから、「この生地で、ひざ掛けやストールなども作ってくれませんか?」というご要望をお寄せいただきました。

特にストールは「夏場は紫外線よけ、冬場は冷え防止にと、年中使用するアイテム」。

またさらに、のどや気管支をいたわりたい方から「室内外に関わらず手離せないものだから肌に良いものがほしい」と伺いました。

織り・染め・縫製・刺繍…菊屋が地元の職人たちの協力を得ながら、長年苦心の末に産み出した「ヘンプ100%生地」。

この素材なら、ストールを愛用する皆様のお役に立てると確信し、「ヘンプ生地を使ったストール」の開発に着手しました。

ヘンプストール開発プロジェクトの立上げ

ヘンプストール開発プロジェクト

ところが、還暦を過ぎた地方のふとん屋のおやじ(菊屋の店主)にとって、女性のファッションアイテムであるストールは未知の世界でした。

ストールの商品化には、新しい感性をもった協力者が欠かせません。

●ふとん屋と職人たちが作り上げた癒しの生地の存在を知ってほしい

40年前、商売を先代から引き継いで以来「お客様のお困りごとを解決でき良質な商品づくり」に一貫して取り組んできた菊屋。

「知る人ぞ知る良品」として洗える蚊帳や自分で調節できる安眠まくらなど画期的なヒット商品も少なくありません。

藍染めヘンプの蚊帳は「ソトコト」や「婦人画報」の “100年後に残したい日本の日用品”にも取り上げられました。

ヘンプストール誕生の要素・要因

藍染ヘンプの力をストールに

菊屋の特徴は、なんといっても虫除けだけでなく、安心・安眠・癒し空間としての蚊帳づくりです。

とくに、ヘンプ生地を昔ながらの製法で“すくも”を使って染めあげた藍染めヘンプ生地については1万を超えるお客様からの感謝の声も頂き、製品品質には自信を持っています。100年後にも残したい日本の逸品としても選ばれました。

また、菊屋は商店街の小さなふとん屋ですが、24年前にネット通販をスタートするなど、業界では本物にこだわる商品を全国の方へ届けることに先駆けて取り組んできました。

菊屋と地元の職人たちが伝統の技を駆使して仕上げたヘンプ生地の蚊帳は、2005年の愛知万博「愛・地球博」でも出品を依頼され世界の人に評価されました。

そのような「まちのふとん屋時代」「ネットの蚊帳屋時代」を経て「ヘンプ100%のストール」でもって菊屋の新しいブランド「ロアース」を立ち上げたのです。

「ヘンプ100%のストール」では、パッケージ・写真・PR手段・ファッション衣料としての形状などを見直し、魅力をお伝えする工夫を進めて、出来上ったロアース・LOHARTHブランドです。

しかし、ヘンプ100%の生地は手造りのため大量生産はできません。
少量でもお求めやすい価格でご提供できる商品づくりで、すすめて参ります。

100年後に残したい菊屋の蚊帳